天使の弁護士と呼ばれる主人公の裏の顔や殺人予告にタロットカードが使われていたり、超能力者がでてきたりと、魔王は魅力にあふれているドラマです。
本場である韓国では、魔王の熱心なファンのことを「魔王族」と呼び、その過熱する一方の人気に製作者側も驚いたそうです。
現在、日本で放映している、日本版魔王では、まだそのような現象は起こっていないようですが、毎週欠かさずに観ている視聴者は少なくありません。
人間の暗部や復讐心を細部にわたって描かれている魔王は、まさに上質なサスペンスドラマであり、人間ドラマでもあります。
そして一番、視聴者を惹きつけてやまないのは、この物語には謎が多く、その謎がとかれていくというドラマの展開が、魔王の魅力なのではないでしょうか。
魔王ではさまざまな登場人物が登場しますが、人の体に触れるだけで、その記憶を観てしまうという超能力者が登場します。
まさにこの超能力を持った女性は、自分の意志とは裏腹に、魔王が引き起こしていく、殺人事件に巻き込まれていきます。
一方、正義感の強い刑事は、タロットカードが送られてくるたびに起こる殺人事件を憎みながらも、その正義感が魔王に試されていくのです。
魔王自身である弁護士も、まずしい人の弁護を進んで引き受ける天使のような顔を持ちながら、過去に起こった事件への復讐に燃えているのです。
魔王というドラマには、簡単な人物は登場せずに、どこかしら深い傷を心に負っていたり、深い憎しみをもっています。
つまり主要登場人物たちは、多面性を持っていて、それがドラマ魔王に深みを与えているのです。
魔王についての情報をサイトやブログ、掲示板で集めて、なぜ視聴者は魔王に夢中になっていくのかを調べてみましょう。
魔王は、ともすればシンプルなサスペンスになりがちなストーリーではありますが、登場してくる人物すべてに魅力があります。
まさに心に傷を負っている登場人物たちが、ストーリーにぐいぐいと視聴者を引き込んでいくドラマが魔王なのです。
魔王に登場してくる人物は、誰もが気になってしまう人物で、その人物たちの行く末を見守らなければ、という気にさせてしまいます。
そして魔王に登場する人物たちは、本人たちが無意識のうちに宿命的な何かでつながれていくのです。
そして複雑に人間関係が絡み合い、そこでまた新しいドラマが出来上がっていくのが魔王なのです。
まさに過去と現在が複雑に絡み合い、宿命的に出会ってしまった登場人物たちが作り上げて、魔王というドラマは出来上がっていくのです。
人の心の複雑さや、過去、そして復讐心がドラマの骨格となり、その骨格に味わいをつけている登場人物が登場するのが魔王です。
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