月曜日

魔王日本版

魔王は韓国でカルト的な人気を誇ったドラマですが、それを日本でリメイクするとどうなるのか、という問題があります。
まず魔王の設定をいくらか変更する必要があり、ストーリーの組み立ても変える必要があったようです。
その理由は、韓国版魔王をそのまま日本のテレビ番組にするには、時間がかかり過ぎるという問題があったようです。
ですから最初の回で魔王にまつわる殺人事件の全容を、あらかじめ視聴者に伝えておく必要があったようなのです。
日本のドラマはスピードも要求されますから、魔王のストーリー組立も変える必要があったのだそうです。
しかし日本でリメイクされても、あの独特な謎に満ちた雰囲気や主人公たちの内面を映し出していく手法は魔王で健在です。

魔王は日本版でリメイクする際に、キャスティングで難航したようですが、実力派の若手を起用することにより「日本版の魔王」を作り上げることに成功しました。
口さがない視聴者は、「韓国版の魔王に比べて重々しさに欠ける」という批判もあったようですが、主演の二人の熱演により、認められつつあります。
確かに韓国版の魔王の主役二人に比べ、日本版の魔王の主役二人は童顔のせいなのか、シリアスなドラマの中で難しいかもしれません。
ですが、逆に日本版魔王では、童顔であるからこそ、その魔王になったときのギャップが激しくショックも大きくなりました。
これは思わぬ効果で、まさにリメイクしただけではなく、日本版魔王といってもいい作品に出来上がったのです。
リメイクといっても原作である韓国版魔王の持つ陰鬱な空気をなくすことなく、また謎も残し、日本版魔王はできあがって行ったのです。
魔王についての情報をサイトやブログ、掲示板で集め、日本版魔王の魅力についても調べてみてはいかがでしょうか。
日本版魔王では、アイドルであり、俳優である二人が、対照的な主人公を演じていますが、韓国版の主人公とはまた違う魅力を放っています。
韓国版のイメージが崩れるから、と食わず嫌いはせずに、一度テレビで確認してみれば、日本版魔王の魅力も伝わります。

魔王は、日本版のものになると、ストーリー展開が速くなり、それぞれの登場人物の設定も微妙に変わってきています。
完璧なリメイクで魔王を作るのではなく、日本なりの魔王を作ろうという制作側の意気込みも伝わってきます。
また魔王の設定をより日本人好みにしたり、日本ではなじみの薄いクリスチャンであるヒロインをキリスト系施設で育ったという設定に変えたりしているそうです。
ですからストーリーの骨子は変更してはいませんが、もっと身近に感じられるように韓国版魔王を変えているようです。
そのまま韓国版を日本人の俳優・女優にさせても意味がないわけですから、日本版として作った魔王が存在するのです。

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